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温泉を愛する全ての人と、そうでもない人へ
by yadoblog
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紅葉した紅葉、見所見頃
当然「コウヨウしたモミジ」と読むが、日本語は時にややっこしいなぁ。
尾崎紅葉だとオザキコウヨウだが、
山村紅葉だとヤマムラモミジ。

まぁいいや。

紅葉の見頃とは必ずしも全体のことばかりを指すとは思っていない。

例えば、全体的な紅葉はイマイチだとする。
しかし、どの木もすべてダメということはまずない。

一本の木の紅葉がとっても綺麗で全体の中途半端な紅葉を超える美しさのこともある。

午後、ちょっとだけ撮影しに行ってみた。

薬師堂の後ろの紅葉は毎年安定して紅葉してくれる。
紅葉した紅葉、見所見頃_e0074476_14564990.jpg
自分は石段の途中で狙っていた。

子連れの若い夫婦が石段を上って来てお堂の前に行った。
お父さんの手にはビデオ。
3歳くらいの男の子がカメラ(デジカメっぽかった)。
お父さんはそれなりに撮影したのだろう。

ところが男の子がベンチの辺から一生懸命構えを繰り返している(感じ)。

父「撮れた?」
子「うーーん どうしてもこれが入っちゃう」
不満げに街灯を手でポンと叩いた。
石段を上りきってすぐ右に街灯があるのだ。

男の子は納得が行かない風だ。

今度は俺の横の辺まで石段を下りてきた。

ちょっと構える。

父「どう?」
子「こっちはこれが入っちゃう」
今度は手すり。

子供の目線ではどうにもならないだろう。

俺は屋根越しに後ろの紅葉を撮っているので手すりは全く気にならない。
お薬師様に手を合わせている人がいても全然写らない。

実は俺もあと数段下りたところで構えてみた。
手すりが入ったので数段上りなおしたのだ。

一生懸命ファインダーを覗いている姿はとても可愛らしかった。
物を見る目も養われていくだろう。

そしてあと何年も経たないうちにこうつぶやくのではないだろうか。

「かけゆって、どこをとろうとしてもでんせんがはいっちゃう」

子供の目にも耐えられない温泉場なのか。

ごめんな ボクちゃん。
温泉場にいながら情けない大人ばっっかりで。

加えて言うと、五台橋の屋根もトタンなんだけどw

写真は薬師堂裏の紅葉。
ちょろスナなのでブレているが、解像度を下げたので少し目立ちにくくなった。
by yadoblog | 2006-11-05 14:57 | NCB
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